月曜日, 12月 21, 2009

抑圧されている作家やジャーナリストのための著作活動支援

世界各地に自由な著作活動を抑圧されている作家やジャーナリスト達がいる。彼らの言論の自由を守るため、ストックホルムやヨーテボリ、ウプサラなど、北欧を中心にした都市に、これらの作家を一年間招待し、自由に著作活動ができる環境を提供する活動 (Fristadsförfattarna) がSvenska PENICORN (International Cities of Refuge Network) との協力で行なわれている。スウェーデン国内では上記の3都市に、南スウェーデンのマルメが新しく加わると、Sydsvenskan紙が伝えている。

北欧はこういった人権活動をきちんとするのでいつも感心させられる。

日曜日, 12月 13, 2009

ノルウェーが最近目立っている件

スウェーデンが誇るグルーバル企業の人員削減や若者の高い失業率、未だにはっきりしないボルボやサーブの買い手のニュースが流れるスウェーデンを尻目に、オイルマネーで潤う弟分のノルウェーの羽振りのよさが最近目立っているというお話。たとえば:

・スウェーデンの亡き映画監督Ingmar BergmanのFårö島にある住居がノルウェーのIT企業家Hans Gude Gudesenによってオークションで買われ、アートセンターとして公開される予定。関連記事


・音楽シーンではEurovisionでノルウェーが優勝したり、Kings of Convenienceが人気になっている。




・スウェーデンで北朝鮮製のジーンズの発売を取りやめたというニュースが流れていたが、ノルウェーでは "Anti Sweden" というジーンズ・ブランドが人気を得ている。


・Snohetta設計によって新築なったオスロのオペラハウスが数々の賞を受賞している。


・ノルウェー発の文学や映画が話題になっている。


・失業率の高いスウェーデンの若者達がノルウェーで仕事を得ている。またスウェーデン側の国境付近の町が、物価の高いノルウェーからの買い物客でにぎわっている。

 そんな折、スウェーデンのDN紙上では、10年から15年内に実現をめざすノルディック・ユニオン構想(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランド連合構想)が持ち上がっている。

水曜日, 11月 18, 2009

大学のオープンソース・ネットワーク



世界中で二百以上の大学が取り組んでいるオープンソース・ネットワークのSakaiプロジェクトについての 記事がComputer Sweden に載っていた。元々2004年にアメリカの五大学によって始められたプロジェクトで、インターネットを利用したオンライン教育における教師と学生、あるいは大学間のコミュニケーションを目的にしたプラットフォームを、オープンソースで開発しているプロジェクト。スウェーデンでは二年前にストックホルム大学が利用し始めたほか、ウメオ大学でも現在利用者が23500人、600以上のコースがネット上で組まれているという。

実は私も2003年9月~2004年1月にかけてウメオ大学のインターネットによる講義を受けたことがある。スウェーデンの北方文学 (Norrländsk litteratur) に関するコースで、その時はPing Pongというシステムを使った。教師から出されるテーマを調べ、関連する本を読んでレポートにまとめ、グループ内で公開して共同でレポートを仕上げてゆく。最後はまとめのレポートを個人個人で書きネットにあげて批評しあう。その間の作業はすべてネット上で行われるので、同じコースを取った年齢もまちまちな学生達と会う機会はなかったが、レポートに現れる個性を読むだけでも楽しかった。

水曜日, 11月 11, 2009

電子出版ができるサイト


雑誌やカタログ、パンフレット、マニュアルなど、Issuuのデジタル出版サービスを利用すれば、ネットへのアップロード、編集、共有、ブログ等への貼り付けなどが簡単にできる。ぱらぱらと雑誌を眺めているだけでも楽しい。ちょっと見ない内に、日本語の資料もアップロードされていた。"Design From Scandinavia" という掘り出し物も見つけた。 Twitterでフォローしたい人は@issuu
お気に入りの雑誌を本箱に並べ、自分のホームページなどに貼り付けて公開できるShelf という新しい機能も発表されている。尚、Issuu は北欧のITイベントSIMEで、36の注目すべきスタートアップ (The Mighty 36) の一つにリストされている。

火曜日, 11月 10, 2009

北欧最大ITイベント SIME09 Twitter List Widget

明日2009年11月11日から2日間開催される北欧最大のITイベントSIME09 (#SIME09) のTwitter List Widget を作ってみた。@mathys/sime09 のリストを利用させてもらった。 イベントのTLを追うのに利用してください。 ブログ検索のTwinglyによる新サービスTwingly Channels でも各種イベンのブログコメントが集められたチャンネルが設けられているので便利。




北欧のIT関連イベント
24 Hour Business Camp (#24hbc Sweden)
Social Webb Camp (Sweden)
Disruptive Media (Sweden)
Geek Girl Meetup (Sweden)
Dreamhack (Sweden)
Mindtrek (Finland)
Slush Helsinki (Finland)

日曜日, 11月 01, 2009

Vad är en "Skogsflicka"? Ny gammal trend i Japan.

Detta är mitt första blogginlägg på svenska. Vad jag skulle vilja presentera i dag handlar om "Mori girl (森ガール)" i Japan. "Mori girl"  betyder "Skogsflicka".

När @micanaitoh, en japanska författare har postat en kort kommentar om "Mori girl", drog den först min uppmärksamhet. Hon hoppas att hennes dotter kommer att bli en skogsflicka, eftersom hon älskar Ikea.

Vilken typ av tjej är en skogsflicka? Termen användes ursprungligen av en japansk community som tillhör "Mixi". Enligt denna communitys grundare, finns det några typiska egenskaper hos medlemmarna. Låt mig ge några exempel.

hon älskar Scandinaviskt mode.
hon uppfattas som en typisk skogstjej av sina vänner.
hon har en mjuk atmosfär.
hon är relaxed.
hon attraheras av gamla föremål.
hon älskar djurmotiv.
hon älskar mönster med rutor och prickar.
hon älskar sagor.
hon älskar lugna caféstunder.
hon älskar att promenera och fotografera.
hon blir lycklig när hon hittar en underbar bok.
hon älskar att besöka möbelaffärer.
hon älskar hösten och vintern.

Låter det bekant? Ja, det verkar som om många unga japanska flickor älskar den skandinaviska livsstilen. "Mori girl" community i Mixi har nu mer än 36.000 medlemmar och en tidskrift med samma namn lanserades i oktober av Papier. 森ガールpapier* vol.1  Enligt X Brand,   behöver en "skogsflicka" inte vara supercool, supersöt (kawaii), supergorgeous eller superenkel utan det räcker med att vara "lagom".

Blev du nyfiken på att se bilder på några "skogsflickor"? Här är några exempel på communitymedlemmar från Pixiv.

Relaterad länk:
X Brand (in Japanese)

金曜日, 10月 23, 2009

北欧の探偵、ミステリー小説が熱い

北欧発のミステリー、探偵小説が注目されており、世界の様々な賞を受賞したり候補になったりしている。最近のニュースを拾ってみた。

Stieg Larsson:  "The Girl With The Dragon Tatoo" Anthony Award 2009 Best First Novel, Best First Mystery by Mystery Readers International
舞台となったストックホルム市内のガイド付きツアーが"Millenium Tour"として行なわれている。

Arnaldur Indridason: "The Draining Lake"  The Barry Award 2009 Nomination

Johan Theorin: "Echoes From The Dead" CWA John Creasey (New Blood) Dagger

Henning Mankell: Kurt Wallander警部シリーズで舞台のYstadがツーリズム大賞

関連リンク
スウェーデンの作家
スウェーデンの作家を旅する
スウェーデンの探偵、推理小説


火曜日, 10月 20, 2009

オンライン意見投票の結果をグラフで示すVoter.seが面白い


様々なトピックに対する人々の意見をオンライン上での投票によって集約し、その結果を分かりやすいグラフで示すスウェーデンの新サイト、Voter.seが面白い。
用意されているカテゴリーは、政治、経済、文化、仕事、ウェブ/テクニック、家族、健康、その他の8分野で、投票して結果を見るだけでなく、興味のある話題の投票結果を自分のサイトやブログに貼り付けることもできる。

参考までに上に貼ってみたのは、スウェーデンの学校で選択できる新しい言語学習に関して、どの言語を選択言語に入れるべきかを聞いたもの。投票欄の下にあるオレンジ色のボタンをクリックすれば結果が見られる。中国語は日本語に比べて人気がある。

金曜日, 10月 09, 2009

スウェーデンの電子書籍を図書館で借りてみた


アマゾンのKindleが世界各地から利用できるようになったこともあり、電子書籍への注目が集まっているので、電子書籍事情を調べてみた。 今はまだ発展途上で、いろいろな端末がいろいろな形式で流通しているようで、ただ混乱してしまった。

スウェーデンの電子書籍は、Bonnierförlagen, Natur och Kultur らの出版社によって2000年に設立されたElib ABによってデジタル化され、流通が行なわれている。 読書用のプログラムは標準のEPubも少しふえているようだが、Adobe Digital Edition, Mobipocket, MsReader, Touch & Turn の四種類から選べるようになっている。

便利なのは、住んでいる地域の図書館で借りられる電子書籍を、Elibサイトから直接ダウンロード出来るサービスだ。実際にダウンロードする前にAdobeIDを取得しておき、無料のAdobe Digital Editionをダウンロードし、借りられる電子書籍を選んでクリックするだけ。(但し、図書館の貸し出しカード番号の入力が必要) 貸し出し期間の一週間が過ぎれば自動的にアクセスできなくなる。これなら、図書館に出かけられない人々にも簡単に自宅でアクセスできるので便利だと思った。

尚、北欧文学をボランティアの手でデジタル化している、ルネベリー・プロジェクトで、各種の古典がオンラインで読めるのでのぞいてみよう。

追記: このブログ記事がマガジン航に転載されました。

関連リンク
Google Notebook My "eBook" Collection

水曜日, 9月 30, 2009

北欧発 ニュースをソーシャルにするメディア

もう少しカタカナの少ないタイトルを付けたかったが、思いつかなかったのでこれでいこう。 書きたかったことは、今までの一方的なニュース配信にもっと読者を取り込み、ソーシャルにしようとしている北欧発のメディアサービスについて。 中でも気になっているものが二つあって、ひとつはNewsmill、そしてもうひとつは、10月1日に新しいTwingly Channelsというベータ版サービスを招待者に公開するブログ検索と共有のTwingly。後者についてはその公開を待って後日書くことにして、まずNewsmillの方からご紹介。このサイトはInternetworld誌による2008年のTop100サイトに選ばれている。

Newsmillの特徴

・話題になっているニュースや議論についてその分野の専門家が記事を書いている。
・読者は、その記事に直接自分の意見を書き込むことが出来る。
・書き込んだコメントは、設定したMyMillページに集められるようになっている。
・記事の内容は、怒っている赤、肯定的な青、興味がある緑、という具合に、タイトルの色でも判断できるように工夫されている。
・読者からの意見やコメントの色による意見の集計をグラフで見られる。

たとえば、数日前、スウェーデンの若者の失業率の増加割合が、EUの中で一番高いというニュースがあったが、人員削減を迫られた時、経験を積んできた年長者の雇用維持が優先されるというLAS法が若者の失業率に影響を与えているという記事に関して、Newsmillに寄せられた意見の結果がグラフでも同じ色分けで見られるようになっている。

木曜日, 9月 24, 2009

北欧発 Augmented reality

Sekai Camera が iPhone APP を出したというニュースに刺激されて、北欧発の Augmented reality (AR 拡張現実) をスウェーデンとノルウェーからご紹介。

TAT Augmented ID (@TATMobileUI)


Gule Sider® (@gulesider)


関連リンク
Nokia´s vision of Augmented reality, Video

水曜日, 9月 23, 2009

話題の人Anna Anka


この一週間ほどの間に、ブログやメディアでAnna Ankaという文字がよく目に付くようになった。最初は人物だと思わず調べてみたら、米国のエンターテーナー、ポール・アンカのスウェーデン人夫人だということがわかった。 スウェーデンのTV3で「ハリウッドの夫人達 Svenska Hollywoodfruar」という、ハリウッドで有名な芸能人たちのスウェーデン人夫人達を取材した番組があって、そこでの彼女の発言が賛否両論の議論を生んでいるようだ。

平等問題に対する議論はもともと活発な国だが、女性の地位向上を求めて戦ってきたフェミニストらの反感を買い、議論は生き方そのものや裕福家庭の主婦に対する資産課税提案までに発展している。

これらの議論を揶揄したコメントもなくはないが、世界でも性別ギャップの少ない社会は、こういった議論の繰り返しの中から長い時間をかけて生まれてきたものだろう。

関連リンク
平等、子育てなど関連記事を集めたNotebook
ブログポータルKnuff.seでの論議

土曜日, 9月 12, 2009

スウェーデンの才能101人

スウェーデンのビジネス誌、Veckans Affärが、スウェーデンのスーパータレントとして各界で活躍する101人をリストしている。企業の社長(VD)やジャーナリスト、研究者などに混じってイケアのグローバルディレクターなどが挙げられている。創始者 "grundare"としてリストされている人達が、数えると12人いた。

また、Computer Swedenが、そのリストから、注目のIT関連のスーパータレントたち16人をピックアップしている。Spotifyの創始者や15歳のブロガー(@hejg) などが挙げられている。

VolvoやSaabが中国の出資を受けるというニュースが流れる中、アイデアを形にして新しいサービスが毎日のように発表されており、これは面白いと思うものを発見すると、変わり目の今だからこそ特にワクワクする。

関連リンク
TCのSpotify創始者インタビュービデオ
国際競争力
教育の公的支出
OECD Report

日曜日, 9月 06, 2009

スウェーデンのインターネットTV (2)

このブログでスウェーデンのインターネットTVについて、2年前の2007年9月に同タイトルで書いた。昨日2009年9月5日のDN紙に、その後の利用状況についての記事が「インターネットTVブーム」という見出しで載せられていた。

15歳から74歳の利用者を対象にメディア・コンサルタント会社のMediavisionが行った調査によると、1年前と比べても(4月から6月)インターネットでニュースや番組を見た人は3800万人と倍に増えており、YouTubeを超える勢いだという。たとえばニュースの時間にTVの前に座るのではなく、自分の都合のよい時間にネットでストリーミングされているクリップを見るという人々がますます増えているということだ。

もちろん、番組の配信側もその中身をこの2年で充実させている。日本の選挙の話題をフォローしているときに、動画リンクが少なくてもどかしい思いをしたが、コンテンツへのオープン・アクセス環境という点ではスウェーデンのインターネットTVは利用者には快適だ。

関連リンク
インターネットTV配信技術を提供しているQbrick
オンラインでグラフが作成できるサービスを使ってみた。リンクはこちら

水曜日, 8月 26, 2009

スウェーデンのファイル共有論議(5)

6月30日にソフトウェア会社であるGlobal Gaming Factory X(GGF)がThe Pirate Bay(TPB)を6千万クローナで買い取り、合法的なファイル共有サイトに作り変えるとの発表があった。最終的な引渡し期日は、8月27日、つまり明日ということだった。しかし、この2ヶ月ほどの間に、状況はめまぐるしく変わって、TPB周辺だけでなく新所有者となるGGFに関する様々な問題がメディアで報道されてきた。

・TPB創設者の一人Peter Sunde(@brokep)がスポークスマン役の引退宣言
・新所有者となるGGFの借金や税滞納問題
・買収資金の調達問題
・買収側グループ役員の辞職
・投資参加辞退
・GGF株取引停止
・海賊党が地方選挙出馬表明
・ディズニーなど米大手映画会社がTPBを提訴
・TPBのまるまるコピーがネットで流布
・インターネット・サービス・プロバイダー(Black Internet)に対して、裁判の判決に従いTPBサイトの閉鎖が要請され、実行された。
・閉鎖したISPに対するサボタージュ行動で同社の他の顧客へ影響が出た。
・TPBが再アップされた。

などなどである。ビジネス紙がネットで、ファイル共有サイトの運営問題はISPの責任であるかどうかとの質問を読者にアンケートで聞いていたが、昨日の段階で8:2ぐらいの割合でNoと答えた人のほうが多い結果になっていた。さて、明日にはどういう発表があるのだろう。

そんな騒ぎの渦中で、スウェーデンの合法的な映画ストリーミングサイトVoddlerのベータサイトが立ち上げられた。(@voddler_movies) 今話題を集めているスウェーデン発の合法的な音楽ストリーミング・サービスSpotify (@spotify) の映画版になるだろうかと注目を集めている。世界最大のファイル共有サイトTPBが生まれるのも、それにかかわる議論応酬の中から革新的な合法サイトが生まれるのも、スウェーデンであるところが興味深い。

関連リンク
スウェーデンのファイル共有論議(1)(2)(3)(4)
関連ニュースを集めたNotebook

火曜日, 8月 11, 2009

スウェーデンの学校検索

高校、大学への留学や休暇を観光旅行に費やすだけでなく、自分が興味を持つ分野の学ぶ旅にしたいと考えている人達にとって、その趣旨にあう学校を選ぶことは英語圏の学校と違って日本での情報取得先が限られており難しい。 そこで、学校選びの助けになるスウェーデンの各種学校検索サイトをまとめてみた。 Twitterアカウントも情報収集に利用できる。

Study in Sweden @studyinsweden
大学レベルの留学情報としてはよくまとまった英語の情報、検索サイト 

SwedenInTouch.se
スウェーデンの留学生やOBのコミュニケーション・サイト

StudieKanalen.se @studiekanalen
高校(Gymnasium)、大学(Universitet/Högskola)、一般成人学校(Folkuniversitet/Folkhögskola)、職業学校(Yrkesutbildningar/YH-utbildning)、余暇のコース(Kurser på fritiden) などスウェーデンの学校の種類別に科目を検索できるサイト (スウェーデン語)

US Utbildningssidan.se
学校の種類ごと、あるいは科目カテゴリーごとに検索できる総合教育サイト (スウェーデン語)

Utbildning.se @utbildningse
学びたい項目で学校が探せるサイト。 ビジネス関連カテゴリーが多くリストされている。 (スウェーデン語)

Kurser.se
余暇を利用して受講できる各種コースの検索サイト
手工芸(Hantverk)、インテリア、デザイン(Inredning, Design)、芸術、絵画(Konst, Målning)など様々なコースの受講先が検索できる。 (スウェーデン語)

関連サイト
スウェーデン留学経験者のネットワーク
Wikipedia Education in Sweden
スウェーデンの大学ランキング
4international colleges and universities 世界の大学検索

金曜日, 7月 24, 2009

探し物?スウェーデンの各種検索サイト(2)

新しい検索エンジンがいくつか出てきたのでご紹介します。Twitterアカウントのあるものは末尾に記載しておきました。

121.nu 企業検索

同サイトで、天気、ニュース、個人名、地図情報も提供している。企業検索としてはこの他 allabolag.se, eniro.se, hitta.se等が利用できる。またeniro.se (@enirose) が検索企業のユーザーによる評価が参照できるrejta.seをオープンしている。

Spezify.com 検索キーワードを入力するとブログ、動画、写真等、マルチメディアからキーワード関連の映像をまとめてスクリーンにランダムに示してくれるポップな検索エンジン。@spezify

SlideFinder スライド検索 探し出したスライドをパワーポイントのプレゼンテーションに組み込めるアドオンを発表している。 @SlideFinder

auktionsfynda.se オークション品検索 創設者たちは以前このブログで紹介した24時間ビジネスキャンプで出会ったようだ。@tedvalentin
開発者ブログ参照。

関連リンク
探し物?スウェーデンの各種検索サイト(1)
スウェーデンのお天気検索
24時間ビジネスキャンプYouTubeビデオ
8月にはSweden Social Web Camp 2009が開催される予定。
Swedish companies on Twitter
また@svenskaforetagがTwitterアカウントを持つ270のスウェーデン企業、団体をフォローしている。

月曜日, 7月 20, 2009

スウェーデンの同性婚統計

今年も開催されるStockholm Pride(7月27日~8月2日)に先立ち、スウェーデン統計局SCBが同性のパートナー関係に関する統計を発表している。パートナー関係は1995年から認められているが、法改正で今年5月1日からは性別にかかわらず、あらゆる組み合わせのカップルの結婚が法的に認められるようになった。

・5月に結婚したカップルでは男性が11組、女性が37組と女性同士が多い。
・パートナー関係が認められた95年には男性同士が3倍多かったが、女性同士のパートナー関係が2008年に男性同士の数を上回るようになった。
・同性カップルが育てている子供の数が急増しているが、大多数は女性同士のカップルによる。
・もっとも多いカップルの年齢層は女性が30~39歳、男性が40~49歳。カップルの年の差は男性が8歳、女性が5歳が多い。
・パートナー関係を持つカップルの75%は都市部に住んでいる。
・男性パートナーの28%は出生地が外国である。

関連リンク
スウェーデンの家族形態
CNN News
SR News

スウェーデンでお茶する穴場スポット紹介ブログ

緑豊かなお城のカフェやガーデンカフェなど、スウェーデンの気持ちよい夏のひと時を過ごせるスポットを紹介しているFikatipsetというブログを見つけたのでご紹介。"Fika"とは、ちょっとお茶すること。手つくりのクッキーやケーキはかかせない。来客の多い夏、観光案内のドライブの途中ちょっと一休みという時、知っていれば便利なお役立ち情報。

スウェーデン語のブログだが、豊富な写真やリンクだけでも十分利用できる。

関連リンク
スウェーデン発お勧め提案してくれるレコメンド・サイト
ヘルシンキのレストランマップ

火曜日, 7月 14, 2009

Ålandで見つけたステキな手つくりショップとガーデンカフェ



バルト海に浮かぶフィンランドのオーランド諸島(Åland)へキャンピングに出かけた。あいにくの雨だったが、晴れ間を利用して出かけた散歩の途中で、手入れの行き届いたガーデンと3ヶ月前にオープンしたばかりの古い牛小屋を改装したハンドクラフトショップ&ガーデンカフェを見つけた。店のオーナーのPeggyは、ご主人と6年前にこの地に移り、好きな庭の手入れをしてきたが、退職をきっかけに趣味として続けていたハンディクラフトのお店を開いた。

丁寧に作られたアップリケのクッションや壁掛けが展示されたお店の片隅に最新の蛇の目ミシンが置かれていた。お店の内装は、白いペンキで塗り替えられ、手つくりマットが敷かれお洒落に変身しているが、隣の部屋にあるカフェの内部には、牛小屋の雰囲気が残っている。天井から下がるシャンデリヤや、上質の麻布でカバーされた古い椅子、張り替えられたソファ等の家具が、壁に掛けられた大きなパッチワーク作品とマッチして快い空間を作り出している。Peggyが焼いたケーキとホットチョコレートでオーランド諸島のさらに小さな島、Vårdöでの静かな一時を過ごした。

"Peggys Hantverk&Cafe" アルバムをクリック
PeggysHantverk&Cafe


関連リンク
スウェーデンの庭めぐり
スウェーデンの手つくり

水曜日, 7月 01, 2009

政治を語るGotland島の一週間 - Almedalsveckan 09

バルト海に浮かぶGotland島のAlmedalenで、6月末から7月初めにかけて毎年一週間開催されている、Almedalsveckanは、政治家たちと政治を語る"アルメダルの一週間"で、有権者、ジャーナリスト、企業、各種任意団体、ブロガー、作家、アーティストなど多くの政治に関心をもつ人々が参加して、よりよい社会を作るために政治を語り合う場になっている。1986年に暗殺されたOlof Palme元首相(1969-76及び 1982-86)によってはじめられ、現在まで引き継がれている。2009年は6月28日から7月4日までの一週間、数多くのセミナーや討論会、ショーや展示会などが開催されている。

現地にいけなくてもソーシャル・メディアでフォローできるようになったので、政治が面白くなってきた。

関連リンク
TwitterでフォローできるHashtag #Almedalsveckan, #Alme09, #Almedalen, #svpol, #politiker, #Piratepartiet
YouTube: SVT i Almedalen
Twixdagenスウェーデンの政治家たちによるミクロブログ議会
SpezifyでAlmedalsveckan 2009を検索
Almedalstwitter.se
Makthavare.se
EU議会選挙とスウェーデン

金曜日, 6月 26, 2009

ストックホルム情報をiPhoneアプリで

スウェーデンの日刊紙Dagens Nyheterが、ストックホルムのイベントやレストラン情報などを載せている"街で" (På stan)というA5サイズ、60ページほどの冊子を毎週発行しており、新聞と一緒に届けられる。インターネットのページはこちら。このページ情報が無料のiPhoneアプリになったと報じている。

水曜日, 6月 24, 2009

スウェーデンのオンラインショップ




昨年、取引高、収益ともに200%近く増やしたというeコマースの取引決済業者Kreditor (現社名Klarna) が、消費者へのアンケート調査の結果をバロメーターサイト(e-handelsbarometern.se)で公表している。それによると、スウェーデンでネットを利用した10人中6人(63.3%)が、オンラインショップで衣類を買ったことがあり、最も多い利用者の年齢層は23~35歳であったと報告している。 書籍や旅行、衣類、インテリアなどの購入で利用する人が多いようだ。

フィンランドのFruugoが、ネットショッピングが手軽にできるよう、数多いオンラインショップを一箇所に集めたプラットホームのベータ版を最近オープンしたが、取り扱いは現在の所、フィンランド、スウェーデン、オランダのみ。そこで海外のオンラインショップサイトを利用するのは言葉や通貨の問題もありちょっとという方でも、見るだけで楽しめる可愛いデザインのベビー用品ショップをいくつかピックアップしてみた。

Kotteshoppen.se
Lekmer.se
Barnvanligt.nu
babyshop.com
Micki.se
Russinnet.se

関連リンク
スウェーデンのインターネット統計サイト
Trygg e-handel 安心してオンラインショッピングができるショップを認定しているサイト

土曜日, 6月 13, 2009

EU議会選挙とスウェーデン


Sweden EU Presidency Logo
5年毎に行われるEU議会選挙が2009年6月7日に行われた。2004年に行われた選挙時のスウェーデンの投票率は37.85%だったが,今回は45.53%と7.68%高くなった。今回の選挙に関心が高まった理由は、個人のファイル共有の合法化、プライバシー権、著作権法見直しを訴えたPiratepartyがEU議会で議席を獲得するかどうか(EU議会736議席中、スウェーデンは18議席、そのうちPiratepartyが1議席を獲得)ということに注目が集まったことや、2009年7月1日から6ヶ月間スウェーデンがEU議長国を勤める予定になっていることなどがあげられると思う。

前回スウェーデンがEU議長国になったのは2001年で、その時は3E(Enlargement, Employment, Environment EU拡大、雇用、環境)を主要テーマにしていた。今回は、経済と環境を重要課題に挙げている。議長国期間中、12月にはコペンハーゲンで国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が、開催されるが、スウェーデンのReinfeldt首相は早速今週ブルッセルでCO2税導入の提案をしている。

上記シート1へのリンク

関連リンク
2009年EU議会選挙全体の結果
スウェーデンの2009年EU議会選挙結果
Twitterでフォローできる関連アカウント @cop15 @se2009eu @tweetelect09 #eu09
Swedish politicians on Twitter
YouTubeビデオ

火曜日, 5月 26, 2009

水辺の住環境










スウェーデン人達の夢の住環境は、水辺にある。街中に住んでいる人達が、終末や休暇を過ごすサマーハウスは、できるなら郡島、湖や河川、運河沿いの水のある風景の中に持ちたいと思っている。土地や別荘の価格もこれらの水辺までの距離によって違ってくる。水辺に近い物件ばかりを扱っている不動産屋もあり、一般の不動産広告には水辺近くの家 (sjönära hus) や土地 (sjötomt) にはその表記がされている。不動産物件以外でも、水辺のレストランや水辺での会議 (sjönära möte) が好評のようだ。

またソウルで行なわれたC40世界都市気候首脳会議で、ストックホルムのNorra Djurgårdsstadenの市街開発プロジェクトが、クリントン元大統領によって提唱された開発プログラムの技術的、経済的支援を受けられる世界16箇所の開発プロジェクトの一つに選ばれている。上記記事によると、完成すれば一万個の住宅と3万人の職場となり、自転車、公共交通手段、ハイブリッド車、底エネルギー消費システム等が導入される予定。

関連リンク
不動産検索
Twitterにも不動産屋
エコ検索

木曜日, 5月 14, 2009

スウェーデンのゴミ回収車




コミューンによって回収日は違っているが、わたしが住んでいる地域では毎週木曜日がゴミ回収日。前日の夜にゴミ箱を外に出しておけば、ご覧のようなお洒落なゴミ回収トラックが、ゴミ箱をアームで吊り上げ逆さにして中のゴミをトラックに回収して行く。 車体にバイオガスで運転していますと書いてある。空き瓶や燃えないゴミなどは近くのゴミ処理場へ住民自ら分別して運んで行く。庭の落ち葉等は自宅でコンポストにする。また、再生できるペットボトルや空き缶等は、近隣のスーパー等に設置されている回収機に戻せば、自動的に換金チケットでもある領収書が出てくる。スーパーで買い物をしたとき、レジでその領収書を渡して清算出来る。子ども達がお小遣い稼ぎや学校の研修旅行費用の足しに、ペットボトルや缶の回収をしていることがある。

金曜日, 5月 08, 2009

北欧発、ビジネス・トラベラーのためのSNS

頻繁に海外出張をするビジネス・トラベラーのためのSNSや便利なサービスをご紹介。 どちらもすでに日本のサイトで紹介されているのでいまさら紹介する必要もないかもしれないが、北欧発サービスということでまとめてみた。

Dopplr: 出張スケジュールや旅先の情報を関係グループや友人らと共有したり、同時期に同じ場所を旅行している知人を見つけたり出来るソーシャル・ネットワーク・サービス。Twitter(@dopplr)も利用できる。 J.ItoやTyler Brûléが投資しているというフィンランド発のSNS。

Traveas: こちらはSNSではないが、予約した飛行機の搭乗ゲートや発着時間の変更、ホテル情報などを携帯に知らせてくれる、スウェーデン発のサービス。株式公開された。

関連リンク
How the Dopplr community travels.

日曜日, 5月 03, 2009

スウェーデンのインテリア番組をインターネットTVで見る




スウェーデンのインターネットTVが集められているサイトで、インテリア(Inredning)関連の6番組がまとめて見られる。その他にもニュースや旅行、スポーツなど12カテゴリー270番組の中から選択出来るようになっている。

関連ブログ
スウェーデンのインテリア・ブログ

土曜日, 5月 02, 2009

自主制作の映画や音楽をネットに載せる

既存の流通システムの枠を越え、ネットによって自分達の映画や音楽を配信できるプラットフォームやコミュニティーができている。北欧で誕生したいくつかの例を取り上げてみた。

Ubetoo.com Twitter

Wreck A Movie Twitter, YouTube
自主制作映画"Star Wreck"や"Iron Sky"をネットでプロモートしたEnergia Productionsの映画製作コラボサイト

The Content Bay
BitTorrentで映画のダウンロード・サービスをしているAmeiboのサイト


関連ブログ
スウェーデン発デジタル・ミュージックの楽しみ方色々
自作の音楽、ビデオ、ゲームなどを自分のブログやSNS/HPで売る
BitTorrentによるスウェーデン発の新しい映画サービス
ノルウェー・テレビNRKがBitTorrentで番組配信

金曜日, 5月 01, 2009

ファイル共有論議(4)

スウェーデンでIPRED(The Intellectual Property Rights Enforcement Directive)法が4月1日に発効された後、4月17日には国際的に注目を集めたThe Pirate Bay(TPB)に対する訴訟でTPBに有罪判決(禁固1年と賠償金3千万クローナの支払い命令)が下された。ブログ界やメディアの報道をずっと追っていたが、毎日のように事が起きるので読むだけで日が暮れていった。(目に付いた記事等はNotebookに集めておいたので参考にしてください。)

判決後、裁判長と産業団体の関係が明らかになったり、複数のISP(インターネット接続業者)がIPRED法で義務付けられた顧客のアクセス情報の保管を拒否したり、ある作家が自分の作品をTPBサイトにアクセス提供したり、TPBの裁判費用基金が設けられたり、弁護士のサイトが攻撃されたりといった状況だ。この判決に疑問を投げかけているのは若者だけではない。ファイル共有をしたことのない年長者達もTPBの主張は正しいのかもしれないと言い始めている。 明らかに変化が起こり始めている。

そんな折り、他のブロガーのリンクで偶然見つけた13歳の少年のブログの主張に感心してしまった。
(もしかしたら架空の人物かもしれないという思いはあるのですが、興味のある方はGoogleの英語翻訳をリンクしておきますので、このブロガー自身についてのページAboutを読んでみてください。)

関連ブログ
Press Conference by TPB, Bambuser
スウェーデンのファイル共有論議 (3)
newmusicstrategies (Twitter @dubber)

土曜日, 4月 25, 2009

タイラー・ブリュレになるブログ



TweetDeckをバックにして、ファイル共有サイト裁判の記事をまとめて読んでいたら、ピーと着信音がしてTwitterにアップロードされたのが、スウェーデンのブログ界ではよく目についていた男性二人による新しいブログの情報だった。その名も"Being Tyler Brûlé". タイラー・ブリュレ(Tyler Brûlé)といえば、雑誌「Monocle」の編集長で、世界を舞台に活躍している人物。 その人になるブログとはどういう目的のブログなのか、ちょっと気にかかったので、裁判はひとまずおいてこちらを先にご紹介。

火曜日, 4月 14, 2009

北欧各国の育児休業に対する考え方比較


フィンランドのYLE紙のスウェーデン語版に、北欧4カ国の親たちが育児休業をどのように捉え、また誰がどのくらい実際に取得しているかを比較した調査結果が掲載されている。 調査は、スウェーデンのSVT、ノルウェーのNRK、デンマークのDR、フィンランドのYLEが共同でおこなったもの。 上の表は、誰が育児休業を取るべきと考えているかについての調査結果で、表の一番上から、母親、父親、両方が平等に、分からないの順。

スウェーデンの親の66%は、父親と母親が平等に育児休業を取るべきと回答している。フィンランドも54%と高い数字を示しているが、実際に父親が育児休業を取得したのは4カ国中でいちばん低かったと。 その他、ノルウェーが40%、デンマークが48%。

関連リンク
育児休業中のパパ達のブログ


土曜日, 4月 04, 2009

世界最大の個人主義者達

スウェーデンのビジネス紙DIのWeekend版に、「世界最大の個人主義者達 - スウェーデン人は、こうして自由に飢えた一匹狼的国民になった」(Världens största individualister)と題する興味深い記事が掲載されていたのでご紹介。 世界97カ国を対照に、5年毎に行なわれているWorld Values Surveyの調査結果について、Ronald Inglehart社会学教授らによる分析を取り上げながら、スウェーデン人たちが、どのように世界最大の個人主義集団になったかを論じている。
「我々は、病気の親を介護するために自由を諦めたくもなければ、子供を持っているがためにキャリアを諦めたくもない。 自分自身が年老いて病気になった時でも、(子供に)頼る状況には陥りたくない。」 政府が推進してきた自立と平等のための家族政策は、家族のための政策というより、個人の自己実現のための政策であったと。 

個人主義といっても、傲慢を美徳としない"Jante"ルールと、勤勉さを説く宗教、それに愛情への姿勢が、スウェーデン人たちを最大の個人主義集団にしたと。

宗教 (多くがルーテル派プロテスタント) はスウェーデン人たちを勤勉で豊かにしたが、社会福祉の拡大によって、宗教の必要性がなくなった。スウェーデン人達にとっては「愛情イコール自立」で、人間関係は平等を基礎にして築かれる。 個人の幸福を追求するあまり、学校や職場の流動性や離婚率は高く、世界で最も孤独な集団でもあるが、それは否定的なことではない。 

個人主義のパラダイスであると信じられてきたアメリカ社会は、金融危機で露呈したように、社会福祉に不備があり、他国と比べて特に高い自己実現の可能性を与える社会ではなかった。 アメリカンドリームは、夢にすぎないと。

関連リンク
The Dailyshow "The Stockholm Syndrome" 
The Dailyshow "The Stockholm Syndrome Pt.2"

金曜日, 4月 03, 2009

スウェーデンのお天気検索


間もなく復活祭の休み(2009年4月10日~13日)だが、お天気が気になるところ。 今年は、よい天気に恵まれそうだと、ニュースでは報道されているが、南北に長いスウェーデンでは、場所によって気温も違ってくる。 と考えていた矢先に、出ました! スウェーデンのお天気検索 Vackertvader.se。場所を入力して検索すれば、現在と、その後2日間、10日間の天気予報が得られる。24時間ビジネスキャンプから生まれたサービス。

気象情報元は、ノルウェーのNRKMETが共同提供しているオンライン天気予報サービス・サイトyr.noからのもの。

水曜日, 4月 01, 2009

スウェーデンvs ロシア、 Eurovisionを巡る熾烈な戦い

2009年5月にモスクワで開催されるEurovisionソング・コンテストに先立ち、スウェーデンの国内予選であるMelodifestivalenのファイナルが先日行なわれた。 そのスウェーデンTVの放送番組のなかで、余興として組み込まれたロシア関連のショーが、スウェーデンのロシア大使館のお怒りをかい、こちらのメディアでちょっとした話題になっている。 ロシア・マフィアやコザックダンス等が盛り込まれたショーだ。 ファイナルで競われた曲は、通例だとヒットチャートの上位を占めるが、今年はその余興ショーの中で使われた "Tingeling Tingeling" という曲が他の予選参加曲を押さえて1位になっている。 ロシア側も負けじと、そのショーのパロディー版を作っている。 カール12世統治時のスウェーデンが、ポルタヴァの戦いで、ロシアに致命的な敗北をしたシーン等が織り込まれている。

スウェーデン側のショー

ロシア側のパロディー・ショー リンク

関連ブログ
2008年のユーロヴィジョン北欧予選

日曜日, 3月 15, 2009

Local Airline Routes スウェーデンの地域航空路





2009年3月13~15日までストックホルム見本市会場で開催されたアウトドア、アドヴェンチャー旅行関連の見本市Wilderness Fairに出かけ、たくさん組まれている講演プログラムの中から、ニュージーランドをシーカヤックで旅した女性(Kayak New Zealand by Babs)や写真家/冒険家(Fredrik Sträng)らの話を聞いてきた。 どの話も写真を豊富に見せて、大変面白い内容だった。

会場は、例年より狭くなっていたが、土曜日だったせいか多くの来場者で賑わっていた。 上の航空路写真は、子供達用のミニサイクリング・コースを設定して、家族向けのサイクリング・ツアーをプロモートしていた、ゴトランド島(Gotland)の展示ブースでみかけたgotlandflyg.seのものだ。 ゴトランド島は、人気のある夏のリゾート島で、これまではフェリーや国内航空路が限られていたが、最近は国外からの直行便も季節限定で設置されるようになった。

スウェーデン国内ではこの他、blekingeflyg.se, flysmaland.com, kalmarflyg.se, sundsvallsflyg.se, kullaflyg.se, flyjamtland.com など、地域の自治体や産業界等と協力して、地域の市民の航空路を独自に設定しているところがいくつかある。 パイロットや客室乗務員などは持っていないので、航空会社ではないが、これらの路線の運航をまとめて管理している別会社があり、地域市民の需要に応じてチャーター等による航空路線の運営を行なっている。 例えば、冬に地域毎に設けられている子供達のスポーツ休暇期間中などには、地元から国内スキーリゾートへの直行便が設定されている。

関連リンク
スウェーデン発着航空路線情報

金曜日, 3月 06, 2009

自作の音楽、ビデオ、ゲームなどを自分のブログやSNS/HPで売る


スウェーデンのDimestによるデジタルショップ・システムで、自作の音楽、フィルム、ビデオ、ゲーム、写真、本などのデジタル・メディアを、直接自分のホームページやブログ、或いはFacebook,MySpaceなどのSNSのページにはりつけて、販売することができるようになる。

このシステムをすでにABBAサイトが利用しており、例えばアバファンが自分のブログ等にはりつけて、ABBAのミュージックをプロモート販売出来るようにもなっている。(今のところスウェーデン国内だけ)

関連ブログ
スウェーデン発オンライン出版、販売サイト
スウェーデンの手つくり作品販売サイト
SoundCloud
スウェーデン発写真を売り買いできるサイト

月曜日, 2月 23, 2009

スウェーデンのファイル共有論議(3)

2月16日から、ストックホルム地方裁判所でスウェーデンのファイル共有サイト、The Pirate Bayに関する審理が始まった。メディアや、ブログ、Twitter (#spectrial)などに、さまざまなコメントが寄せられているが、今日2月23日付けのDN紙のOpinion欄には、ルンド大學の法社会学の研究者達が行なった調査とそれに基づく意見記事が載せられている。調査は、15歳~25歳までの若者1100人から得られた回答を基に初めて行なわれたもので、

-その75%は、共有したファイルが著作権法により保護されている事実を、ファイル共有行為を止める理由としてみていない。
-約同数の若者たちが、法律を厳しくしても、ファイル共有を止めるつもりはない。
-アナログ世代とデジタル世代間にファイル共有に対する見方の違いがある。
-古い技術に基づく法が新技術世代に適用されていることの問題
などが指摘されている。

関連リンク
スウェーデンのファイル共有論議(1)(2)
DN紙の意見記事のGoogle英語翻訳 (日本語訳は分かり難いため英語訳にリンクしました。)

木曜日, 2月 05, 2009

音声自動合成システム Acapela


ベルギー、フランス、スウェーデンにオフィスを置くAcapela-groupの音声合成システムが面白いのでご紹介。
例えば、金魚に喋らせたい文句を選択した言語でタイプすると、音声にして返してくれる。 東京をベースにしている言語学習システムのiKnow!でも利用されているようだ。

iPhoneアプリもある。

火曜日, 2月 03, 2009

スウェーデン・ブログ大賞

スウェーデンのAftonbladet紙による初のブログ大賞が、2月2日読者投票によって選ばれ授与された。7つのカテゴリー別で受賞したブログのリストは下記の通り。

名誉大賞 Mikael Nilsson & Anna Petersson, stoppaFRAlagen.nu (盗聴を可能にするFRA法反対ブログ)

ファッション、モード   Style by Kling

娯楽文化          Bokhora (読書ブログ)

スポーツ、余暇      Marcus Birro

ライフスタイル       Husmusen

テクノロジー製品     Moderskeppet

日常生活         Tonårsmorsa (10代の母親)

政治、社会        opassande

関連ブログ
スウェーデンのブログ
ブログ検索Twinglyの分析リポート

火曜日, 1月 27, 2009

スウェーデン24時間ビジネス・キャンプ

2009年1月21日から3日間、ストックホルムにある日本風スパ、ヤスラギで、スウェーデンのインターネット起業家達約100人が集まり、24時間でビジネス・アイデアをプログラムにする24hourbusinesscampが初めて開催された。仕掛け人は、カフェマップすしマップなど、地図による紹介サービスを手がけたTed Valentin。

イベントの経過が各種メディアやブログ、Twitter(#24hbc)でも報告されていたので、それらをフォローしていたら、いくつか面白いプログラムがでてきた。不況で暗いニュースが多い中、ちょっと明るい話題を提供してくれたイベントだった。

木曜日, 1月 15, 2009

Ningの北欧関連コミュ二ティー



フィンランドのKuopio大學とスウェーデンのカロリンスカ研究所らが、コーヒーやお茶がアルツハイマー予防になるという研究結果を発表したというニュースに興味を持ち、そのニュースをネットで探している時偶然見つけたのだが、ソーシャルネットワークのNingに、Helsinki Timesという、小さなコミュ二ティーがある。メンバーは40人ほどだが、ニュースが英語で紹介されているのでなにかと重宝しそうだ。

他にもNingには、スウェーデンのStartupのコミュ二ティーなどがある。国名を入れて検索してみてはどうだろうか。

月曜日, 1月 05, 2009

父親育児休業中のパパ達のブログ



スウェーデン南部の地方紙Sydsvenskan (Twitterはこちら)が、父親育児休業中の日常や所感をブログに綴っている、3人の父親達のインタビュー記事を載せている。離婚後、父親休業を取って子供の世話をし携帯から写真をブログに載せている男性女性誌の父親ブログに自分の父親休業の体験や思いを書いている男性ビジネスライフと家庭生活から何が学べるかを自分の日常を通してブログに書いている男性の3人である。

父親休業の取得権はあっても、実際に取得している男性は約20%という実情を改善するため、スウェーデン政府は平等に休業を取った親たちに平等ボーナスを支給したり、割り当て分担の義務化を議論する等、家族政策に大変な力を入れている。母親休業中の母親達の声は、ブログや母親達の全国組織等から良く聞こえてくるが、父親休業中のパパ達の生の声を聞けるのは興味深い。

父親達のネットワークや、上記の3人以外の父親ブログも記事の中にリストされているので、いくつか拾ってみた。
Pappaforum.se
Farsa.nu
Pappaliv.se
dads-r-us.org
Pappa Persson
Pappabloggen
Nybliven pappa
Daddy livet som pappa
Farsor som bloggar
Hemliga pappan 2006年に本になっている。

関連ブログ記事
危機の度に平等改革をすすめたスウェーデン
スウェーデンの家族形態
あえて独身のまま子どもを作る女性達
スウェーデンのMsウォークマン
男女平等の代価