日曜日, 8月 03, 2008

スウェーデンの家族形態


7月25日から8月3日までホモ、レスビアン、ゲイなどの人権をアピールする祭典、EuroPride Stockholmが行なわれている。昨日8月2日の土曜日には連日30度を超える記録的な暑さが続いていたストックホルムに久しぶりにまとまった雨が降ったが、Stockholm Pride恒例のパレードは沢山の見物人を沿道に集めて雨の中で行なわれた。 パレードに参加したグループには、ゲイの警察官グループ、ゲイとレスビアンの医師グループ、性転換した人達のグループ、彼らを支持する政党団体、彼らを生んだ誇り高い両親達のグループ等が、思い思いのコスチュームで行進に参加し、沿道の人達の拍手喝采を浴びていた。

スウェーデンの家族形態は、パパ、ママ、子どもという核家族形態から変化し、レインボー家族 (regnbågsfamiljer) と呼ばれているホモやレスビアンカップル+子ども (regnbågsbarn)や、同棲カップル+子ども、再婚カップル+子ども及び連れ子、シングル+子ども等、様々な形態が存在している。 これらの家族関係を表す新しいスウェーデン語、例えば再婚カップルの連れ子はボーナスチャイルド (bonusbarn), 子どもにとって新しい親はボーナス両親 (bonusföräldrar)、連れ子同士の関係はプラスティック兄弟 (plastsyskon)ということになる。 幸せな生き方を求めて実験を繰り返しているスウェーデンの人たち、これからどこへ向おうとしているのだろうか?

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