月曜日, 5月 26, 2008

スウェーデンのフリーマーケット




近くのフリーマーケットに出かけてみた。毎年5月~9月の週末にはスウェーデンの各地でフリーマーケットが開催される。スウェーデン語ではロップマルクナド (Loppmarknad), ロッピス (Loppis), ドライブイン・ロッピス(Drive-in Loppis), バックルッケ・ロッピス (Backluckeloppis) など様々な呼び方がされている。 Backluckeは車のトランクのことで、車のトランクを開けて販売するフリーマーケットの意味。要するに市民が不要になった中古品を車で会場に持ち寄り販売するフリーマーケットである。ガラス製品、食器、古着、古本、絵画、道具類など様々な物が売りに出されている。お勧めはストックホルム郊外Täbyや内群島Värmdö でのロップマルクナド。Grannar.se にリストが地図付きで出ているので興味のある方は出かけてみよう。

関連リンク
デンマークのマーケット情報サイト

土曜日, 5月 24, 2008

スウェーデンDN紙の村上春樹インタビュー記事



毎週土曜日のDN紙文化版には本特集 (Boklördag) があり、内外の作家達のインタビューや書評、盛りだくさんの本に関するニュースが載せられ、週末の朝の楽しみになっている。今日5月24日のKultur版表紙は「日本のスパースター」村上春樹が飾っている。インタビューはほとんど受けないという作家だが、DN紙が東京の表参道裏の事務所で独占インタビューを行ない、36カ国語に翻訳され最も読まれているアジアの「グローバルな日本人」作家として紹介している。
オンライン書店AdLibrisのリスト参照
関連ブログ
桐野夏生「Out」のスウェーデン語とノルウェー語訳

水曜日, 5月 14, 2008

Google翻訳の北欧各国語の日本語訳を試してみた


Google翻訳サービスにスウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語、フィンランド語がリストされているので、最近の各国の新聞の見出しを参考までに日本語に訳させてみた。完璧ではないけれど、大よその内容を知る事はできる。お試しあれ。ご参考までに5月2日の当ブログ「ノルウェーのサバイバルウェア」のスウェーデン語訳は下記のようになった。

関連ブログ
スウェーデン語のオンライン辞書tyda.se
Social language learning service, iKnow

月曜日, 5月 05, 2008

スウェーデンの Ms. ウォークマン


スウェーデンの横断歩道を示す道路標識に男性(Mr.ウォークマン)は描かれているが、平等の観点から女性(Ms.ウォークマン)が描かれた道路標識も作るべきであるとして、政府が道路庁にその策定を要請したとスウェーデンテレビSVTが報道している。スウェーデンの平等に対する政策や活動には涙ぐましいものがある。女性の労働力が欠かせないので、働き易い環境作りを政策面で支援してきたからだろうが、とにかく徹底している。いくつか目についた記事を拾ってみる。

政策面では子育てへの父親の参加を促進するため、平等に両親休業を取得したカップルに平等ボーナスが導入される。参考記事
ビジネス紙Veckans Affärが女性管理職の割合を増やす目的で10年前からビジネス界で活躍する女性管理職をリストし、その中でも最も影響力を持つ女性を毎年一人選んでいる。
IT業界の女性の数を増やすため、IT関連紙IDGが特集ページを設け実力のあるIT業界やゲーム業界の女性をリストしITガールを選出している。IT業界の女性フォーラムも開催されている。
政府諮問を受けて調査報告を提出したAnnika Vänjeが女性のIT学生を4年で15%まで増やす内容の提案をしたとインタビュー記事が伝えている。
IT関連業界で活躍する女性(例えばGoogleスウェーデン)がもっと出てくると男性も楽しいだろう。

金曜日, 5月 02, 2008

ノルウェーのサバイバル・ウェア

ノルウェーのHelly Hansen といえば、機能的でデザインの良い各種スポーツ・ウェアを思い起こすが、サバイバル・ウェアや作業着も手がけている。そのHelly Hansenとノルウェーの研究開発グループSINTEFが共同で、新しいテキスタイル素材によるサバイバル・ウェアを開発したとNyTeknikが伝えている。北海油田で働く人々がヘリコプターでオイルステーションに移動する際に身につけるサバイバルウェアは、事故などで海に落ちた場合海面に浮くように作られているが、気温が高い夏などヘリコプター内では温度が上がり、生身の蒸し風呂状態になるとの苦情があったそうだ。そこでミクロなパラフィン・ワックス入りカプセルが織り込まれた特殊なテキスタイルが開発され、気温が上昇すればそのワックスが溶け温度上昇を和らげ、海面ではまた凝固して体温を一定以上に保つ機能を持っているという。さすが極寒の地で生きてきた人々、サバイバルのための伝統を感じますね。