火曜日, 10月 30, 2007

ボルボ環境賞

ボルボが1990年から授与しているボルボ環境賞の2007年受賞者にAmory B Lovins氏が選ばれた。11月1日にストックホルムで授与される。これまでの受賞者はこちら参照。

木曜日, 10月 25, 2007

Euromed Networks 社の画像分析システムPicsara


専門的な事は全く分からないので、紹介だけ。Euormed社の別製品、MedSpeech(例えば現場の医師による音声録音が自動的に或いは秘書によって文字化できるデジタル速記システム)も、ユーザーの評価による賞を得ている。上記製品Picsaraの解説ビデオの英語版リンクはこちら

土曜日, 10月 06, 2007

スウェーデン人がノートンファイター寸劇を見ると

スウェーデンのIT関連メディアIDG.se が"金曜日のユーモア" として紹介しているアキバで行なわれたノートンファイター寸劇を、日本語としては、「分かりません、(三浦)按針さん(1980年代にTVで将軍が放映されて以来、一般のスウェーデン人が知っている日本語)、こんにちわ」程度しか知らないスウェーデン人が見るとどうなるか? セキュリティー・ソフト役の男女二人は、なにやら良く分からないが前座パーフォーマンスをしており、忍者の衣装を付けたビールス集団は、ムーミン・キャラクターのニョロニョロ軍団で、手にしているプラカードの記号は確かではないが性器のシンボルらしく、代替サーカスのOBSクラス(監視が必要なクラス、いわば二流芸人)的態勢でコンピューターを取り巻く。そこで最後に出てきたトランスフォーマー形状の黄色いヒーローであるノートンファイターは、有名なスキーメーカーのマークを付け、カンフーと空手パーフォーマンスで、忍者を退治すると。日本語の「~ので」は、スウェーデンの銀行Nordeaに聞こえるらしく不思議がっている。
日本人にとってはなんでもないこのコマーシャル寸劇をスウェーデン人に分かってもらうには、日本の漫画、アニメ、テレビ番組、それに無声映画時代の弁士まで説明しなければならない。プラカードの顔文字についても、ソーシャル・コミュ二ティーや若者の携帯文化について説明が要る。
同じ映像でも見る人の持っている文化背景によって、随分見方が変わる。それがまた愉快。

水曜日, 10月 03, 2007

YouTubeにノーベル賞チャンネル


ノーベル財団のオフィシャル・ウェブサイトNobelprize.org が、YouTubeにノーベル賞チャンネルを開設した。ノーベル賞受賞者のインタビューや受賞者発表の様子等がこれから徐々に見られるようになる。

火曜日, 10月 02, 2007

スウェーデンの図書館の活動(2)


9月12日のこのブログで、メディアが報道している最近のスウェーデンの図書館の活動を取り上げたが、また2~3目に付いたので追加してご紹介する。
ウメオ (Umeå) 周辺の6つの地方自治体が、市民に図書館をもっと利用してもらうためのプロジェクト、Bibliotek 2007 に共同で取り組んでいる。このプロジェクトは、バルト海周辺の104都市の相互協力組織UBC (Union of Baltic Cities) から、Innovative Cultural Activity of the Year 2006 2007 賞を受賞している。なかでもウメオ大學のデザイン研究所が開発した障害者用の誘導機器システムが素晴らしい。参考ビデオがサイトで見られる。このBibliotek 2007プロジェクトはスイスで11月12~13日に発表されるEurope Public Sector Award の候補にもなっている。
BTJが2000年から、国内の学校や図書館で行なわれている、子どもや青少年の読み書きを促進させるプロジェクトを助成している。今年はHelsingborg 市の図書館が、教師や子供向けに行なっている、Gränslöst Maxi というプロジェクトがその対象に選ばれた。
カロリンスカ研究所の大學図書館が、DIKによる「今年の図書館」に選ばれた。DIKは、文書、情報、文化面の仕事に関わる2万1千人のアカデミー会員からなる組織で、学校図書館の統計や専門司書の配置を学校法に入れるよう要求している。
スウェーデン図書館協会
が、全国311の図書館の実情レポートや、北欧(デンマーク、ノルウェー、フィンランド)各国の図書館政策の比較レポートを出している。
このように図書館関連のニュースが目につくのは、イェーテボリの国際ブックフェアが9月末に開催されたこともあるが、これらのレポートの結果による図書館の危機感もあるのではないだろうか。